おぐら タルタルソースのチキン南蛮発祥の店
おぐらやチキン南蛮について調べてみるとチキン南蛮発祥のお店がどこかという論争を目にします。
チキン南蛮発祥のお店は諸説ありますが、
「おぐら」はタルタルソース入りチキン南蛮の発祥の店と言えるでしょう。
そもそもチキン南蛮は、昭和30年頃、洋食の名店「ロンドン」で
モモ肉より出番が少なかった胸肉でまかないとして作られていたものが原型だそうです。
当初はタルタルソースはつけておらず、鶏肉を揚げたものを南蛮漬けにしていました。
その当時の姿を今も受け継いでいるチキン南蛮の元祖が「直ちゃん」。
今のようなタルタルソースたっぷりのチキン南蛮を誕生させたのは「おぐら」です。
それぞれの創業者は「ロンドン」で働いていたことのあるシェフです。
また、宮崎市にある「グリル爛漫」は、おぐら2号店でおぐらの創業者と共に
タルタルソースのチキン南蛮を生み出し、広めていった”チキン南蛮の育ての親”のシェフのお店です。
こちらもチキン南蛮の人気店で、オリジナルのタルタルソースが評判。
宮崎のチキン南蛮の歴史は奥深いですね。
それでは続いて、おぐらのメニューなどについてです。
メニュー、店舗、駐車場、営業時間
おぐらと言っても店舗はいくつもあり、
今回は延岡市の「味のおぐら 旭ヶ丘店」に来店しました。
おぐら本店は宮崎市内にあり、小さめの店舗でまた少し味が違うというような口コミをみました。
かなり行列する時もあるようでその時は駐車場も多めの瀬頭店に行くといいみたいです。
今回行った延岡市の旭ヶ丘店も駐車場が広く、店内も広いのでファミリーにも人気。
とても明るい店内です。
夕方開店前から数組待っていて、開店してしばらくするとすぐに満席となっていました。
旭ヶ丘店の営業時間は11時から14時30分、17時から20時です。
※営業時間やメニュー、値段などは変更の可能性があります。
メニューはこちら。
チキン南蛮やハンバーグ、ちゃんぽん、カレー、エビフライなどがあります。
好きなものをいろんな組み合わせで食べられるので誰もが満足できるメニューになっています。
どれも定番の洋食のメニューで、ボリュームがありそうです。
ミニハンバーグが入ったお子様ランチも美味しそうです。
プラスワンのトッピングメニューも用意されていて、好きなものを追加することができます。
ちゃんぽん用のチャーシューが55円と安いので乗せればよかったと少し後悔。
この時は旭ヶ丘店限定のメニュー「担ちゃんセット」がありました。
ハーフ坦々麺風ちゃんぽんにハーフ南蛮、ご飯がセットで少食の女性にもおすすめ。
手書きのメニューが温かみがあってかわいいです。
延岡おぐらの特徴がメニューに書かれていました。
自家製の甘酢、タルタルソース、ちゃんぽん麺、デミグラスソース、ハンバーグはこだわって手作りで作られています。
モモちゃんセットとごちそうプレート(むね)
こちらは「モモちゃんセット」です。
モモ肉のチキン南蛮とちゃんぽん、ご飯がセットになっていてボリューム満点。
むね肉のチキン南蛮がセットになったものは「南ちゃんセット」です。
ちゃんぽんのボリュームがまたすごいです。
キャベツやもやし、にんじん、にらなどの野菜に
かまぼこ、いか?タコ?、豚肉、キクラゲなどさまざまな具材が入っています。
とにかくすごい量で、育ち盛りの中高生や仕事終わりの腹ペコ状態でも満足できます。
こちらは大盛りのご飯です。大盛りはプラス55円ほどです。
モモ肉のチキン南蛮はゴロンと3、4個入っています。タルタルソースたっぷり!
ひとつひとつの大きさは二口くらいのサイズでちょうど良いサイズです。
少し赤みのあるプルンとした自家製タルタルソースに絡ませていただきます。
まろやかで爽やかな甘酢とガツンとしすぎていないタルタルソースが相性抜群です。
タルタルソースはマヨネーズから手作りだそうです。
玉ねぎやゆで卵のつぶつぶ感はないタイプで、口当たりもまろやかです。
甘酢はしっかり全体に染みています。お肉がまたやわらかくておいしい。
お弁当などで食べたことのあるチキン南蛮とは全然違います。
揚げ加減もちょうど良くジューシーさがあり、鶏肉の旨みを閉じ込めています。
素材や調理方法にこだわったチキン南蛮はおぐらの歴史と宮崎を感じられます。
こちらは「ごちそうプレート」むね肉バージョンです。
チキン南蛮、エビフライ、ハンバーグとライスがセットになっています。
夢のような盛り合わせ。野菜もたっぷりで嬉しいです。
揚げたてあつあつで美味しそう。チキン南蛮やエビフライは大きくて食べ応えがあります。
胸肉の方はこんな感じです。
ぱさつきや固さはなく、さっぱり食べられる胸肉のベーシックなチキン南蛮。
こちらの良さはたくさんタルタルソースを付けてもしつこく感じません!
胸肉ともも肉を好みで選ぶことができるのがさすが専門店です。
ぜひ食べ比べしてみてください!
ちゃんぽんやハンバーグも美味しい
ちゃんぽんを一口食べてまず驚いたのが、麺の美味しさです!
北海道産キタホナミを100%使用し、寝かせて熟成させたたまご麺だそうです。
スープはしっかりとコクがあり、止まらない美味しさ。
野菜も食感がよく、炒めた香ばしさも感じます。
チキン南蛮と甲乙つけがたく、お昼などにはこれだけ食べにくる価値があります。
こちらとチキン南蛮がセットになった「南ちゃんセット」、最高のメニューを頼むことができました。
ボリュームがすごいので少食の方はお気を付け下さい。
こちらのハンバーグはとても柔らかく、すぐに崩れてしまいそうなくらい。
食べてみるとかなり美味しい!
ソースも濃すぎず、味わい深くて美味しいです。
おぐらのハンバーグは牛肉、豚肉、玉ねぎは国産で、超粗挽きのハンバーグは昭和40年以来伝わるレシピ。
自家製デミグラスソースも野菜や果汁の旨味を含んだ秘伝のものだそうです。
エビフライはサクサクなのはもちろん、
中のエビのレア感が少し残っていて食感がとても良く、美味しいです。
いろんなところにこだわりと丁寧さが感じられるお店です。
ご飯が山盛りです。ふっくらしています。
なるべく少量炊くことで、炊き立てを提供できるようにしているそうです。
産地は宮崎県内産です。
ごちそうプレートも量がしっかりあり、ご飯も止まらない美味しさで
満足度がとても高いです。ぜひ頻繁に通いたいです。
並ぶことも多い人気店ですが、店員さんたちもキビキビしていて居心地が良く、素敵なお店でした。
持ち帰り テイクアウト
チキン南蛮などのテイクアウトメニューも一部あるので、お家で楽しむことができます。
ファミリー用でたくさんチキン南蛮がセットになったものなどがありました。
詳しくは店舗へお問い合わせください。
こちらはおぐらのテイストをそのまま受け継ぐ昭和のファミレス風のお店「おぐらきんなべ」の
チキン南蛮が冷凍で販売開始していたので購入してみました。
タルタルソースがたっぷりなのがお店と同じで、甘酢がとてもフルーティで美味しかったです。
チキンの身も固くありません。
また、おぐらのチキン南蛮のレシピがテレビで紹介されていましたので
同じようにはならないかもしれませんが、似たものを家で再現することができます。
甘酢には七味唐辛子やレモン汁、野菜、コンソメなどが入っていてこだわりを感じます。
店舗に行くことができない時はこちらをお家で楽しむことができます。